クラウドファンディングの商品ページはどう構成する?防災バッグ14ページのデザイン事例

クラウドファンディングの商品ページを制作するとき、何から紹介すればいいのか迷うことはありませんか?
商品の特徴、使用シーン、機能、仕様など、伝えたい情報はたくさんあります。しかし、それらを順番に並べるだけでは、商品の魅力が十分に伝わるとは限りません。
大切なのは、読み手がどのような順番で情報を受け取るかを考えることです。
今回は、クラウドファンディングデザイン研究所で制作した「防災バッグ」の商品ページテンプレートを例に、全14枚の構成とデザインの考え方を解説します。
実際の販売商品ではなく、CAMPFIREの商品紹介ページを想定して制作した架空のデザインサンプルです。
1. 最初の画像で興味を引く|ファーストビューの役割

商品ページの最初の画像は、読み手がその先を見るかどうかを判断する重要な部分です。
今回のテンプレートでは、防災バッグの商品写真を中心に配置し、キャッチコピーとともに商品の概要が伝わる構成にしました。
ここで意識したのは、最初からすべての情報を説明しないことです。
商品の機能や仕様を細かく並べるよりも、まずは「何の商品なのか」「どのような特徴があるのか」が直感的に分かることを優先しています。
特にスマートフォンでは、文字を増やすほど情報が小さくなり、重要な部分が埋もれてしまいます。
商品写真、キャッチコピー、補足情報の役割を分け、視線が自然に流れるレイアウトを考えることが大切です。
2. 商品の必要性を伝える|問題提起から解決への流れ

商品の特徴を説明する前に、なぜその商品が必要なのかを伝える方法があります。
今回の防災バッグでは、災害への備えというテーマをもとに、日常の不安や準備の必要性から商品紹介へつなげる流れを採用しました。
ここで重要なのは、必要以上に不安をあおることではありません。
読み手が自分の生活と商品を結びつけられるようにすることです。
例えば、商品の機能をいきなり紹介するよりも、どのような場面で役立つのかを先に伝えることで、その後の説明を理解しやすくなります。
デザイン面では、問題提起と解決策を同じ見せ方にせず、写真の使い方や見出しの強弱によって、情報の役割を区別することを意識しています。
ただし、すべての商品に問題提起が必要なわけではありません。
見た目の美しさや楽しさが魅力の商品であれば、使用シーンや世界観から紹介する方が適している場合もあります。
3. 商品の魅力を理解してもらう|特徴・比較・使用シーンの見せ方

商品に興味を持ってもらった後は、具体的な特徴を伝える段階です。
今回のテンプレートでは、商品の特徴を複数のページに分けて紹介する構成にしています。
ここで気をつけたいのは、ひとつの画像に情報を詰め込みすぎないことです。
例えば、機能が3つある商品なら、すべてを1枚にまとめる方法もあれば、それぞれを独立した画像で紹介する方法もあります。
どちらが適切かは、商品の複雑さや写真で説明できる内容によって変わります。

比較表や図解は、文章だけでは伝わりにくい違いを整理するために役立ちます。
ただし、比較項目を増やしすぎると、かえって読みづらくなることもあります。
伝えたい違いを絞り、見出しや数値の優先順位を明確にすることがポイントです。

また、商品の使用シーンを見せることで、読み手は購入後の生活を想像しやすくなります。
商品単体の写真は形状や仕様を伝えるのに適していますが、実際に使用している写真には、サイズ感や使い方、生活との関わりを伝える役割があります。
写真を大きく使うべきところと、説明を加えるべきところを見極める。
この判断が、商品ページ全体の読みやすさにつながります。
4. 購入判断を助ける|商品仕様と最後のまとめ


商品の魅力を伝えた後は、購入を検討するために必要な情報を整理します。
サイズ、重量、内容物、素材などの仕様は、商品によって重要度が異なります。
今回の防災バッグでは、商品を具体的に理解するための情報として、仕様を紹介するページを用意しました。
仕様ページで意識したいのは、見た目のインパクトよりも正確さと読みやすさです。
数値や項目名を整理し、必要な情報を探しやすくすることが大切です。

そして最後のページでは、商品の魅力を改めて印象づける構成にしています。
ただし、ここで新しい情報を大量に追加すると、読み手が何を覚えておけばいいのか分かりにくくなります。
最後は、それまでに紹介した商品の特徴や価値を整理し、ページ全体を締めくくる役割として考えるとよいでしょう。
14枚すべてを使う必要はない
今回のテンプレートは全14枚ですが、どの商品にも14枚が必要というわけではありません。
商品の特徴がシンプルなら、少ない画像でも十分に魅力を伝えられます。
一方、機能が多い商品や使い方に説明が必要な商品では、画像を分けた方が分かりやすくなる場合があります。
大切なのは、画像の枚数ではなく、必要な情報を、必要な順番で伝えられているかということです。
ページを制作するときは、次の4つを確認してみてください。
- 最初の画像で、何の商品なのか伝わるか
- 商品の必要性や魅力を理解できるか
- 写真と文章がそれぞれの役割を果たしているか
- 購入判断に必要な情報が整理されているか
まとめ|商品ページは1枚ずつではなく、全体の流れで考える
クラウドファンディングの商品ページは、画像を1枚ずつきれいに仕上げるだけでは完成しません。
それぞれの画像がどのような役割を持ち、次の情報へどうつながるのか。
ページ全体をひとつのデザインとして考えることが重要です。
今回の防災バッグのテンプレートも、商品の第一印象から必要性、特徴、使用シーン、仕様へと、情報の流れを意識して制作しました。
もちろん、この構成がすべての商品にとって正解というわけではありません。
商品の魅力やターゲットに合わせて、伝える順番や見せ方を調整することが、デザイン制作の大切な工程だと考えています。
CAMPFIRE用の無料デザインテンプレートを公開中
今回紹介した防災バッグの商品ページは、Canva・Adobe Illustratorで編集できる無料テンプレートとして公開しています。
全14枚のデザインを確認できるので、商品ページの構成やレイアウトを考える際の参考としてもご活用ください。