
「罪のない命と未来へ繋ぐ」という言葉の背後にあるのは、山梨県に1,500坪の野生復帰施設を建てるという、25年間動物を救い続けてきた夫婦団体アリス組Familyの具体的な計画。
メインカラーにブラウン系を置いた設計は、単なる清潔感の演出ではなく、イノシシや子鹿、ニワトリといった保護対象の姿や施設予定地の写真そのものを主役に据えるための余白として機能している。色が主張しないぶん、5枚のスライド写真に写る動物の質感や表情がそのまま伝わる構成。
明朝体を選んだ理由も明確で、「狩りをしない猟師」という矛盾をあえて背負う活動理念や、350匹以上を救護してきた歩みという重い実績を語るには、角の柔らかい明朝体の落ち着きが内容の重さに見合う品格を添える。
レイアウトはまず施設と動物の写真で視覚的な共感を作り、そのあとに25年間の活動歴と獣医師や農協との連携という信頼材料を積み上げる順番になっており、感情から理性へと支援判断を導く設計として妥当だ。
評価すべき強みは、団体自身の資格や実績を具体的な数字で開示し、行政の手が届かない領域を民間で補うという立場を明確に語っている点にある。
一方でリターンは、感謝メールなどの小口から290万円という大口の記名支援コースまで幅が極端に広く、多くの支援者が自分に合う金額帯を見つけにくい設計になっている。
『狩りをしない猟師』夫婦の人生をかけた恩返し。山梨に野生復帰の楽園を創る。
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