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これまで手がけたコスメ・ビューティー系のクラウドファンディングプロジェクトを4件振り返ります。
同じジャンルでも、ブランドが求める印象によって、色とフォント、写真の使い方がどう変わるかを、実際の制作判断とともに整理します。
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「洗うほどに綺麗になる洗顔『99%美容液成分のホットクレンジングで潤い美肌』」というプロジェクトです。サムネイルの文言は「洗顔しながら 極上エステ W洗顔不要」とし、フォントは明朝体、カラーはピンクにしました。いずれも商品パッケージに合わせて選んだもので、上品な印象を目指しています。
六本木で深夜まで営業するトータルビューティサロンのプロジェクトです。サムネイルの文言は「髪を切る時間がない人必見 いつでも いろいろ やってる 美容室」という話し言葉に近い表現にしました。色は淡い紫で、クライアントの希望でモデル写真を使用しています。上品さよりも親しみやすさを優先した一例です。
愛媛・松山のカフェ&シーシャ空間のプロジェクトです。サムネイルの文言は「coffee shisha beauty」と最小限にとどめ、遠近感のある写真素材を選びました。テキストや配色で訴えるのではなく、奥行きのある空間そのものを一枚で伝えることを優先した結果です。
鳥取の地産精油を使ったヘアミルク&オイルのプロジェクトです。色はラベンダーが乾燥したような落ち着いた色合い、フォントは明朝体にしました。ブランドの方向性に沿うよう、何度か修正を重ねて今の配色とフォントに落ち着いています。
4件を並べると、大きく2つのアプローチに分かれます。明朝体を使ったのはホットクレンジングとヘアミルク&オイルの2件で、テキストと配色そのもので上品さや自然派らしさを伝えています。
一方、深夜営業の美容室とカフェ&シーシャは、モデル写真や空間写真を主役にして印象を作っています。同じコスメ・ビューティー系でも、ブランドが求める方向性によって、フォントと配色で語るか、写真で語るかという役割分担そのものを変えていることが分かります。
コスメ・ビューティー系というジャンルだけでは、デザインの方向性は決まりません。商品やブランドが求める印象(上品さ、親しみやすさ、空間体験、自然派の説得力)を先に定義し、それに対して色・フォント・写真のどれを主役にするかを決める、という順番が重要だと、4件を振り返って改めて感じます。