デザインの参考サイト





今回は医療・マッチングサービス系の実績を4件振り返ります。採用アプリ・研究者向けサービス・がん医療情報・婦人科検査と内容はそれぞれ異なりますが、共通するのは「信頼感がないと支援に結びつかない」という難しさです。医療や専門性の高いプロジェクトほど、1枚のサムネイルで安心感を伝える設計が重要になります。
01.
アプリのカラーと統一したブルーをベースにしました。サムネイルにはアプリの画面と、医師がスマホを操作している写真の両方を入れています。実際の使用場面を見せることで、どんなサービスかを一目でイメージできる構成にしました。「300万円時代 終わらせます。」というコピーは業界の課題を直接突く言葉で、ターゲットである医療機関の担当者に刺さるよう設計しています。
02.
顕微鏡を操作する研究者の写真を背景に使いました。テキストを一文字ずつ囲む構成にしたのは、視認性を上げるためと、真剣さや誠実さを感じさせるためです。ネイビーは信頼・知性を連想させる色として選び、「環境」という一語にイエローを使って視線を引き込んでいます。
03.
がんというセンシティブなテーマに対して、明朝体の繊細さで丁寧さを出しながら、「がん」という文字は大きくインパクトを持たせました。写真は医療施設ではなく、家族が笑顔で集まっている場面を選んでいます。がん医療情報を作ることで、その先にある「家族が安心して過ごせる未来」をイメージさせる構成です。
04.
妊娠に関わる検査という内容なので、見た瞬間に分かる妊婦の写真を使いました。ハートを作る手のポーズが赤ちゃんへの愛情を連想させ、カラーも赤に近いピンクで温かみと生命感を出しています。センシティブな内容ほど曖昧にせず、写真で直接伝える方が信頼感につながると判断した設計です。
4件に共通するのは、「信頼の作り方」が一通りではないという点です。アプリは使用シーン、研究は囲みと色、医療情報は家族の笑顔、婦人科検査は写真の直接性とそれぞれ異なる手法を使っています。医療・専門性の高いプロジェクトでは、訴求力より先に「このプロジェクトは信頼できる」という印象を作ることが、サムネイル設計の起点になります。
医療・マッチングサービス系のサムネイルは、インパクトより信頼感が先です。4件を振り返ると、写真の選び方・色の意味・テキストの囲み方という3つの要素を、それぞれのプロジェクトの性質に合わせて使い分けていることが分かります。「どう見せるか」より「誰に何を感じてもらうか」を先に決めることが、このジャンルの設計の出発点です。