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今回はジャンルではなく、配色の軸でまとめます。キャリーケース・バッグ・ストレッチ・Tシャツとカテゴリーはバラバラですが、4件すべてホワイトとグレーを中心にした配色で制作しています。派手な色を使わないからこそ、商品そのものの質感や信頼感を前面に出せる。そのアプローチの違いを比較します。
01.
キャリーケースがよく見えるよう、商品を大きく中央に配置しました。背景や文字色で主張せず、商品の形と素材感に視線が集まる構成にしています。「収納力約2倍、サイズそのまま。」という一文はゴシック体でシンプルに添えるだけにとどめ、機能の説明は商品を見た後に読まれる順番を意識しました。
02.
バッグの縫製や素材のディテールが伝わるよう、接写に近い角度の写真を選びました。「20年後、最も美しくなる」という経年変化を訴求するコピーは、素材の質感と組み合わせることで説得力が生まれます。明朝体の細い線が、職人的な丁寧さのイメージを補っています。
03.
ストレッチという体験の清潔感と気持ちよさを伝えるため、ホワイトを基調にした明るい空間写真を使いました。「ぐうぃ〜っと!超、カラダすっきり!」という擬音を含むコピーは明朝体でスッキリ見せています。白を使うことで、施術を受けた後のすっきりした感覚をそのまま色で表現した設計です。
04.
このサムネイルはクライアントからのデザイン要望をもとに制作しました。ホワイト・グレー系の配色と明朝体の組み合わせで、健康をテーマにした商品の誠実さと清潔感を表現しています。
4件を並べると、同じホワイト・グレー系でもアプローチが異なることが分かります。商品を大きく見せる・ディテールで質を証明する・色で体験を先取りさせる・クライアントの意図を形にするという4つの方向性は、派手な配色に頼らずに伝えられる情報がいかに多いかを示しています。
ホワイト・グレーは「何も主張しない色」ではなく、「商品や体験そのものを主役にするための色」です。余分な色を足さないことで、写真の質感・コピーの言葉・フォントの細さといった他の要素が引き立ちます。4件はそれぞれ違う商品でありながら、この配色が持つ「静かな説得力」を共通して活用しています。