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AIを搭載した商品の魅力を伝えるとき、どのような情報を最初に見せればよいのでしょうか。
AIの性能、搭載された機能、操作方法。技術的な特徴を説明する方法はいくつもあります。
しかし、今回取り上げる「iMoochi(アイモーチ)」のMakuakeプロジェクトでは、少し違う見せ方が採用されています。
iMoochiは、触れ合いや声への反応を通じて、使う人との関係性が変化していくAIペットです。
2026年2月12日から4月27日までMakuakeでプロジェクトが実施されました。
メイン画像で大きく打ち出されているのは、AIの性能ではなく「AI家族」という言葉です。
今回はMakuake公式ページに掲載されたメイン画像と本文画像をもとに、構図、配色、コピー、情報の優先順位を分析します。
メイン画像は、左側に大きな文字、右側にiMoochiの本体を配置した横長の構成です。
背景には柔らかなベージュ系の色が使われ、文字は鮮やかなオレンジ色でまとめられています。
最も目立つのが「AI家族」というコピー。
その下には「触れるたびに心ほぐれる」という言葉が続きます。
この画像では、AIの処理能力や搭載センサーなどの技術的な情報を大きく説明していません。
代わりに、iMoochiを家族のように身近な存在として感じてもらうことを優先しています。
AIペットという商品カテゴリーを知らない人でも、「AI家族」という言葉から、どのような体験を提供しようとしているのかを想像できます。
機能の説明より先に、商品が暮らしの中でどのような存在になるのかを伝える。
この情報の優先順位が、メイン画像の特徴です。
メイン画像の右側には、白く柔らかな毛並みを持つiMoochiが大きく配置されています。
その上には、人の手が写っています。
手はiMoochiの頭に触れようとしており、商品と人との関係を一つの画面で表現しています。
この画像のコピーは「触れるたびに心ほぐれる」。
そして写真では、実際に触れ合う動作を見せています。
文字で伝えている内容と、写真に写っている動作が一致しているのです。
もしiMoochiを単体で撮影した写真だけなら、外観のかわいらしさは伝わっても、触れ合う体験までは想像しにくいかもしれません。
一方、人の手を加えることで、商品の使い方や身体との距離感が伝わります。
また、人物の顔を写さないことで、画面の主役はiMoochiの表情に保たれています。
商品と人の関係を見せたいとき、必ずしも人物の全身を写す必要はありません。
メイン画像では、ベージュ系の背景にオレンジ色の文字が使われています。
iMoochi本体の白い毛並みも、背景の柔らかな色調になじんでいます。
さらに、コピーには白い縁取りが施され、背景との境界が分かるようになっています。
AIやテクノロジーを扱う商品では、ブラックやブルー、金属的な質感を使ったデザインも考えられます。
しかし、このメイン画像では、そうした表現を前面に出していません。
暖色系の背景と文字によって、柔らかく親しみやすい印象をつくっています。
特にオレンジ色の大きなコピーは、白い本体との対比によって目立つ構成です。
一方、上部には終了日時を示すピンク色の帯も配置されており、メインコピー以外の情報も含まれています。
一覧画面で縮小した場合には、日付や細かな装飾よりも「AI家族」という大きな文字が先に目に入りやすい構成です。
本文画像には、木製のデスクにiMoochiを置いた使用シーンがあります。
デスクにはパソコンや照明があり、椅子に座った人物が両腕を伸ばしています。
iMoochiはデスクの上に置かれ、生活空間の一部として写っています。
メイン画像ではiMoochiを大きく見せていましたが、この使用シーンでは部屋全体の様子も確認できます。
商品を画面いっぱいに配置するのではなく、家具や人物と一緒に見せることで、実際に置いたときの大きさや雰囲気を想像しやすくしています。
AIペットが生活の中にいる様子を伝えるためには、商品単体の写真とは異なる構図が役立ちます。
別の本文画像では、4人の人物がそれぞれiMoochiを持ち、屋外のテーブルを囲んでいます。
画像には「あ、お友達だ!」という見出しが使われています。
この場面では、iMoochi同士が近づくことで反応する交流機能が紹介されています。
iMoochiの外観だけを見せても、ほかのiMoochiと交流できることは伝わりません。
そこで、複数の人物とiMoochiを同じ画面に収めています。
写真を見れば、複数のiMoochiを持ち寄る場面が想像できます。
機能を説明する文章と、その機能を使う場面の写真を組み合わせた構成です。
ただし、静止画だけで実際の反応や動きまで確認できるわけではありません。動作を詳しく伝える場合は、動画やGIFも有効です。
iMoochiには、専用アプリと連携する機能もあります。
その説明画像では、スマートフォンの画面と、さまざまな衣装や外観のカスタマイズ例が並べられています。
メイン画像や使用シーンとは異なり、こちらは具体的な機能を理解してもらうための画像です。
メイン画像では「AI家族」という言葉と触れ合う写真を中心に、商品の印象を伝えていました。
一方、アプリの説明画像では、画面の操作例やカスタマイズの種類を見せています。
商品の魅力を伝えるための写真と、購入前に確認したい機能を説明する画像では、必要な情報が異なります。
その違いに合わせて、写真中心の構成から、画面と説明を組み合わせた構成へ切り替えている点が参考になります。
iMoochiの画像デザインで特徴的なのは、AIペットという技術的な商品を、家族のような存在として紹介していることです。
メイン画像では、大きな「AI家族」というコピーと、触れ合う動作を組み合わせています。
本文では、デスクに置いた使用シーン、複数のiMoochiが交流する場面、アプリのカスタマイズ機能など、異なる情報をそれぞれの画像で説明しています。
商品の機能をすべて最初に説明するのではなく、まず商品との関係性を想像してもらい、その後で具体的な機能を見せる。
こうした情報設計は、AI機器やロボットなど、技術的な特徴と感情的な価値の両方を持つ商品の画像制作で参考になります。
ただし、画像から伝わる印象と、実際の使用感や性能は別のものです。商品の効果を説明する場合には、写真だけでなく、仕様や検証情報も確認する必要があります。
※本記事はMakuake公式ページに掲載された画像をもとにした第三者事例の分析です。当サイトによる制作実績ではありません。また、応援購入実績やアワード選出と画像デザインの因果関係を示すものではありません。
ひとりじゃない安心感を、その手のひらにiMoochi (アイモーチ)
https://www.makuake.com/project/imoochi