クラファンのサムネイル文字数は?改行・文字組みで読みやすくする方法

クラウドファンディングのサムネイルを制作するとき、「文字は何文字くらいまで入れていいのか」と迷うことがあります。

商品の特徴を伝えようとすると、機能や素材、使いやすさ、価格など、載せたい情報は増えるもの。一方で、文字を減らしすぎると商品の魅力が十分に伝わらない場合もあります。

ただ、サムネイルの読みやすさは、文字数だけで決まるわけではありません。

同じ文章でも、どこで改行するか、どの言葉を大きくするかによって、受ける印象は変わります。

この記事では、MakuakeやCAMPFIREのサムネイルを想定しながら、文字数・改行・文字組みを整理する方法を紹介します。

クラファンのサムネイルは何文字が正解?

最初に押さえておきたいのは、すべての商品に共通する「最適な文字数」は決められないということです。

たとえば、商品の形だけで用途が伝わる場合は、短いコピーでも成立します。

反対に、見た目だけでは機能が分かりにくいガジェットや、複数の特徴を持つ商品では、補足する文字が必要になることも。

大切なのは、文字数を機械的に減らすことではなく、画像を見た人が何を理解できればよいかを先に決めることです。

プロジェクトタイトルと画像内の文字数は別

Makuakeでは、プロジェクトタイトルに40文字以内という規定があります。

ただし、これはプロジェクトページのタイトルに関する規定です。サムネイル画像内に配置する文字数の推奨値とは別の話になります。

キービジュアルは、プロジェクト一覧やSNSで共有された際にも表示される画像。大きな画面で見たときだけでなく、小さく表示された状態で伝わるかどうかも確認したいところです。

参考:Makuake公式ヘルプ「必要な画像・動画のサイズが知りたい」

文字数を減らす前に、情報の役割を分ける

サムネイルに入れる言葉は、すべて同じ役割ではありません。

大きく分けると、次の3つが考えられます。

  • メインコピー:商品の一番の特徴や魅力を伝える言葉
  • サブコピー:メインコピーを理解するための補足
  • 商品名・ブランド名:何の商品なのかを識別する情報

この3つをすべて同じ大きさで配置すると、文字の量がそれほど多くなくても、画面は窮屈に見えがちです。

逆に、少し長い文章でも、メインコピーと補足情報の強弱が明確なら、読み進める順番を作れます。

まずは、最初に読んでほしい言葉をひとつ決めること。そのうえで、残りの文字をどこまで目立たせる必要があるか考えます。

キャッチコピーは「意味の区切り」で改行する

文字組みで意外と重要なのが、改行位置です。

文字を置くスペースに合わせて改行すると、日本語としてのつながりが分かりにくくなる場合があります。

たとえば、次のコピーを考えてみます。

「通話も対面会議も、耳元からスマートに記録。」

この文章には、大きく2つの情報が含まれています。

  • 通話も対面会議も=使用する場面
  • 耳元からスマートに記録=商品によってできること

そのため、次のように意味のまとまりで分けると、内容を追いやすくなります。

通話も対面会議も、
耳元からスマートに記録。

一方、文字の幅だけを優先して「通話も対面/会議も、耳元から」のように区切ると、読む途中で意味をつなぎ直す必要が出てきます。

改行は文字を収めるためだけの操作ではなく、文章の読み方を設計する作業でもあります。

文字を大きくする前に、行の長さを整える

サムネイルの文字が読みにくいとき、最初に文字サイズを大きくしたくなるかもしれません。

しかし、文字サイズだけを変更すると、今度は商品写真のスペースが足りなくなることがあります。

そんなときは、次の順番で確認すると整理しやすくなります。

  • 文章の中に省略できる言葉はないか
  • 意味の切れ目で改行できているか
  • 1行だけ極端に長くなっていないか
  • 重要な単語を独立させる必要があるか
  • 商品写真と文字の間に十分な余白があるか

特に、1行目だけが長く、2行目が極端に短い場合は、文字の塊として不安定に見えることも。

ただし、すべての行を同じ長さに揃える必要はありません。重要な言葉を短い1行にして、意図的に目立たせる方法もあります。

行の長さを揃えることより、文章の意味と画面全体のバランスが自然に見えるかを優先します。

実際のクラファン事例で見る、コピーの役割

AIイヤホン:使う場面と機能を分けて伝える

CAMPFIREに掲載された「AI NotePods 10S」の参考事例では、「通話も対面会議も、耳元からスマートに記録。」というコピーが使われています。

この言葉の特徴は、商品の機能名を並べるのではなく、どんな場面で何ができるのかを一文で伝えていることです。

「通話も対面会議も」で利用場面を示し、「耳元からスマートに記録」で商品の役割を説明する。文章そのものに順序があるため、文字組みでもその流れを生かせます。

ガジェットのように機能が多い商品では、すべての機能を最初の画像に載せるのではなく、代表的な用途を先に伝えるという考え方も有効です。

AIイヤホンのサムネイルデザイン事例を見る

音楽イベント:機能ではなくメッセージを主役にする

もうひとつ、CAMPFIREの「MINMI 1万人と『まだ遅くない』を叫びたい in 日本武道館」というプロジェクトも参考になります。

こちらは商品機能の説明とは異なり、「まだ遅くない」という言葉そのものに意味があります。

イベントや社会貢献型のクラウドファンディングでは、具体的な商品スペックよりも、活動の目的や伝えたい思いをコピーの中心に置くことがあります。

同じサムネイルでも、商品を説明する画像と、メッセージを伝える画像では、文字組みの優先順位が変わるわけです。

音楽イベントのタイポグラフィ事例を見る

フォントと文字間隔は、縮小した状態で確認する

文字の内容と改行が決まったら、フォントや文字間隔を調整します。

太いゴシック体は力強い印象を作りやすく、明朝体は繊細さや落ち着きを表現しやすい書体です。ただし、どちらが読みやすいかは、実際のサイズや背景との組み合わせによって変わります。

特に注意したいのは、細い線を持つ書体や、文字間を大きく空けたデザイン。

制作画面では美しく見えても、縮小すると文字の輪郭が弱くなる場合があります。

反対に、文字を太くしすぎたり、縁取りを重ねすぎたりすると、商品よりも文字の装飾が目立つことも。

文字の大きさ、太さ、間隔、背景とのコントラストは、セットで調整したいところです。

サムネイル完成前に確認したい5つのこと

最後は、実際に表示される大きさを想定して確認します。

  • 最初に読んでほしい言葉が分かるか
  • 改行によって文章の意味が途切れていないか
  • 小さくしてもメインコピーが読めるか
  • 文字が商品写真の重要な部分を隠していないか
  • 文字を減らしても商品の特徴が伝わるか

PCの制作画面だけで判断せず、スマートフォンでも確認しておくと安心です。

文字が読めない場合、必ずしも文字サイズを大きくするだけが解決策ではありません。改行を変える、補足情報を減らす、写真の位置を調整するなど、複数の方法を比較してみましょう。

まとめ|文字数よりも、読みやすい順番を作る

クラウドファンディングのサムネイルに、すべての商品で共通する最適な文字数があるわけではありません。

重要なのは、何を伝えるかを決め、その情報が自然な順番で目に入るようにすることです。

この3つを意識するだけでも、文字組みの整理はしやすくなります。

サムネイルを制作するときは、文章の内容だけでなく、どのように読まれるかにも目を向けてみてください。

関連記事:デザイン修正を減らすための情報の優先順位

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