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今回は配色の軸でまとめます。障がい者就労支援・猫用ウェットフード・おにぎりキッチンカー・コラーゲンドリンクとジャンルはバラバラですが、4件すべてレッドを中心にした配色で制作しています。レッドは注目を集める力が強い一方、使い方を誤ると主張が強すぎる色です。4件でそのコントロールの仕方がどう違うかを比較します。
01.
eスポーツ特化型の就労支援というプロジェクトの性質に合わせ、ゲームらしいグラデーションカラーを採用しました。女性がゲームをしている背景写真と組み合わせることで、「eスポーツ×就労支援」というイメージが直感的に伝わる設計です。支援という堅いテーマでも、ゲームの楽しさと結びつけることで、親しみやすさと期待感を同時に伝えています。
02.
クライアントから「文字だけのサムネイルで作りたい」という要望があり、写真を使わない構成で制作しました。写真がない分、どの文字を大きく見せるか・どこを強調するかという判断が訴求力のすべてを決めます。「賞味期限は気にして買ってますか?」という問いかけの部分を強調することで、読んだ人が自分事として受け取れる温度感を作っています。
03.
人情を感じさせるため、実際におにぎりを食べている女性の写真を使いました。どんなおにぎりかが一目で分かるよう商品の写真も配置し、「口コミ1万件越え」という数字を強調することで信頼感を加えています。感情に訴える写真と、客観的な数字の両方を1枚に収めた設計です。
04.
美容の要素・高級感・商品写真・モデル・数値データと、入れるべき情報が多い案件でした。それぞれの要素をどこに置くかを優先順位をつけながら整理し、視線の流れが自然になるよう配置しています。情報量が多いほど、優先順位を決めてから配置する順番が重要になります。
4件に共通するのは、レッドを「目立たせるため」だけに使っていない点です。ゲームの世界観・問いかけの強調・信頼の数字・高級感の演出と、それぞれレッドが果たす役割が違います。レッドは主張の強い色ですが、何を主張させるかを先に決めることで、熱量と信頼の両方を1枚に込められます。
レッド系のサムネイルは、色のインパクトに頼るだけでは成立しません。今回の4件を振り返ると、写真で感情を動かす・文字だけで温度感を作る・数字で信頼を補う・情報を整理して高級感を出すという4つの方向性があることが分かります。配色を決める前に「何をどう伝えるか」という設計の軸を持つことが、レッドという強い色を使いこなす条件です。