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今回はご当地・加工フード系の実績を4件振り返ります。もち巾着・わらび餅・ドーナツ・レトルトと商品の性質はバラバラですが、いずれも「商品の味や食感は画像だけでは伝わらない」という共通の難しさがあります。その壁をどう越えたかを、制作の判断とともに整理します。
01.
カラーはブラウン、フォントは丸ゴシックを選びました。会社の歴史と、もち巾着というかわいらしい商品の両方を伝える必要があったため、重みのあるブラウンで歴史の厚みを表現しつつ、丸ゴシックの柔らかさでかわいらしさを補いました。代表者の顔写真も入れることで、個人の物語として受け取りやすい構成にしています。
02.
わらび餅の写真だけでは商品の品質感が伝わりにくいため、背景に職人の手元を配置しました。明暗の差をはっきりさせることで、手前のわらび餅が自然に目立つ構成になっています。モンドセレクション受賞という実績をサムネイルの上部に大きく置き、品質の根拠を先に見せてから商品の写真へ視線を誘導しています。
03.
沖縄産の商品であることを一目で伝えるため、海を連想させるブルーとハイビスカスのイラストを組み合わせました。「沖縄産 黒糖ベイクドドーナツ」という商品名は右上にまとめ、「軽いくちどけ 深いコク。」という食感のコピーを左に大きく配置しています。産地と食感の両方を1枚で伝える設計です。
04.
レトルト食品は「何が入っているか」が購入の判断に直結するため、2種類の料理写真を左右に大きく配置しました。商品の中身を先に見せてから「沖縄 超人気店の味をご自宅で」という訴求に移る順番にしています。「超希少で超絶品!」という強いコピーは、沖縄感を出すシーサーのアイコンと組み合わせてポップな印象に仕上げています。
4件を並べると、加工フード系のサムネイルは「商品の見た目」だけでは完結しないことが分かります。もち巾着は歴史、わらび餅は職人、沖縄ドーナツは産地、あやはし牛は中身の見せ方という、それぞれ異なる「商品以外の情報」をサムネイルに加えることで初めて訴求が成立しています。
ご当地・加工フード系は、商品そのものの魅力だけでなく、背景にある物語・産地・作り手・内容量のどれかを1枚の中に加えることで訴求力が上がります。今回の4件はそれぞれ異なる「加える情報」を選んでいますが、共通しているのは商品写真と文字情報が役割分担できているという点です。